ちょっと一息

「よつば舎のおしごと展」に行ってきました

開催について「こんな大変なときに」と悩まれたそうです。

でも、こんなときこそ、ほしいものです。

3月16日北海道新聞朝刊に寄せられた、香山リカさんの文章によると、被災地にいない人でも心にダメージを受けている可能性があるそうです。
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 日本を襲った未曾有の大惨事。今はこの国に住むほとんどの人たちが、この大災害に関する情報、そしておびただしい映像に連日、接し、これまでとは違った毎日を送っている。たとえ直接、大きな揺れを感じたり津波を目撃したりしていない人でも、かなりリアルな「疑似体験」をしていると言っていい。
 そうなると、私たちの心は、被災地にいる人にも匹敵するような大きなダメージを受ける。そこには心の傷、つまりトラウマも発生する。
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 眠れない。不安で胸がザワザワする。気持ちが落ち込んで無気力になる。逆に、「何かしたい」と思い、目的もないまま動きまわってしまう。人と話していてもやたらとイライラする。これらは、すでに心が深刻な傷を受けていることを意味している。
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 これからは、日本中がお互いを支え合い、励まし合って、立ち直っていかなくてはいけないのだ。そのためにも、まずすべきことは、自分で自分を守ること。そうできる人は、ゆっくり体を休め、食事をきちんと取り、お風呂に入って体をあたためる。「被災地の人に申し訳ない」と思う気持ちも分かるが、そうやって自分を維持することが、直接、被災していない人の義務だと思う。
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 3月16日北海道新聞朝刊
ちょっと疲れていると感じる人は、この「よつば舎のおしごと展」を見てほしいなあと思いました。

あべみち子さんご本人からの報告はこちらです。
よつば舎のおしごと展





※3月17日追記
香山リカさんのメッセージ、どうしんWebに載っていました。
私たちができること-精神科医・香山リカさん寄稿-北海道新聞[私たちができること-香山リカさん寄稿]