2011年のほぼ日手帳で特に気に入った「日々の言葉」

ほぼ日手帳のページ下には、「日々の言葉」がついています。
「ほぼ日刊イトイ新聞」のこれまでのコンテンツからピックアップされたものです。オリジナルは1日1ページなので、今年だけで365個の言葉に出会うことができました。

先回りして読む日もあれば、あとからまとめて読む日もありましたが、そんな中で特に気に入ったものをピックアップ。
1月22日
「なくなっても平気」
みたいなところはすごくあるので、
それは逆に強いとこでもあるかなあ
っていうのは自分でもちょっと思ってます。
―――大橋歩さんが『大橋歩展へ行きましょう。』の中で
2年程前、雑貨屋さんで「アルネ」という雑誌を始めて見ました。大橋歩さんが発行する雑誌です。できれば全部読んでみたかったのですが、バックナンバーの中から厳選して、3冊買って帰りました。
読めば読むほど、この雑誌好きだな~と思う内容。きっと大橋歩さんの考え方や、感性が自分と合うのだろうと勝手に思っていました。

「なくなっても平気」の文章を読んだとき、大橋歩さんの言葉だと知って嬉しくなりました。この「なるようになる」という感覚は、よく理解できます。自分の決断の最後はこれ。やっぱり感性が合うようです。

7月2日
ドラッカーが、いつも自分に問い直す問いがあって、
それは「何をもって憶えられたいか」なんです。
友だちや、知り合いや、昔の同級生や、妻や子どもや孫なんかに
「何をもって憶えられたいか」・・・・って、
それは、だれしも考えることができるでしょう?
―――上田惇生さんが『はじめてのドラッカー』の中で
この頃、丁度「何をもって憶えられたいか」の話を取り上げた記事を別のサイトで見かけたところで、偶然にしてはすごいなと思いました。

さて自分はと考えたとき、年の初めに考えていたことが、震災の後、それでいいのかよく分からなくなってしまい、ぼやけたまま年の瀬を迎えてしまった気がします。

「だれしも考えることができるでしょう?」
「はい、考えます」

12月14日
ぼくは「コンテンツ」という言葉は「演し物」と訳すと
いいんじゃないかと思ってるんですが、
「ほぼ日」をはじめてからは、
なんでも「コンテンツ」にできるようになったんです。
―――糸井重里が『伊丹十三賞受賞記念トークショー』の中で
Webサイト制作という仕事柄、「コンテンツ」という言葉はよく耳にするし使います。
「コンテンツ=面白いもの」という印象があるかもしれませんが、トップページ以下をコンテンツページと考えると、会社概要とかプライバシーポリシーもコンテンツ。

ついつい定型で作ってしまいがちなページも、「演し物」と考えたらもう少し違ったものができるかもしれないと思いました。

「ほぼ日」は、多分作っている人は面白がって作っているのだろうなというのが、さりげなく伝わってきます。だから人気があるのでしょうね。

新年まで1時間を切りました。
来年はカズンとWEEKSを使います。カズンもオリジナルと同じで1日1つ、WEEKSは1週間に1つの言葉が載っています。

どんな言葉に出会うことができるか楽しみです。