2011年8月27日土曜日

幾春別を想う

美瑛から札幌方面へ向かうには、夏は富良野を通って桂沢湖経由、冬は雪の具合を見て、桂沢湖経由または旭川経由で行きます。

桂沢湖といえば学生時代、土日の自転車ツーリングで年に1度は訪れていたところ。
約20年の月日が経ち、すっかりいい歳になった今は「よくこんなきつい道、自転車で来ていたな」と車で通るたびに感心しています。

こちらに移住してきて、初めて桂沢湖経由で札幌に行ったとき、道路が学生時代とは大きく2点変わっていることに気がつきました。

1つは湯の元温泉付近。
トンネルができて、湯の元温泉の前を通るカーブの道は旧道になっていました。
そしてもう1つ。
幾春別市街地を通っていた道路が、市街地をかすめる感じにつけ替わっていました。

札幌から桂沢湖に向かうとき、幾春別市街で最後の休憩を取って、その後角を曲がって桂沢湖に向かった記憶がありました。
現在市街地に入るには、道道116号線からはずれるようになります。

当時既に廃線になっていた幌内線の幾春別駅ホームで、スイカを食べた記憶があります。
幾春別を通るたび、スイカを食べたホームはどこにあるのかと気になりつつも、先を急いで通過していましたが、ついに先日、立ち止まって調べることにしました。

幾春別の116号線沿いには、バスターミナルがあります。
廃線になった路線の駅は、バスの停留所やターミナルとして使われることが多いです。
広々とした場所に立つ幾春別バスターミナルは、小奇麗で、まわりには駅舎や線路などの鉄道関係の遺物は見当たりませんでした。

駅は別の場所にあったのかなと、川の方まで行ってみたり、はたまた山側に行ってみたり。

そしたら、市街の片隅に塔が見えました。
縦書きで「奔別」と書いてあります。

もっと近づいてみることにしました。

門が閉まっていて、門の前までしか近寄ることができませんでしたが、門の前には「住友奔別炭鉱立坑(すみともぽんべつたんこうたてこう)」を説明する案内が立っていました。

当時東洋一と呼ばれる立抗を持ち、1971年に閉山したそうです。

宮崎駿のアニメに出てきそうな存在感。
今まで全く気づかなかったのが不思議なくらいです。

丁度中年の男性も、この建物を見に訪れていました。


本日8月27日(土)、三笠の炭鉱遺産、地質遺産を巡って歩く「三笠フットパス」が開催されるそうです。
三笠を歩く一日
もう少し早く知っていれば、きっと参加していたと思います。残念ながら用事が。

後から調べたところ、旧幾春別駅はバスターミナルの場所で合っていて、線路や駅舎はきれいに撤去されたそうです。
「広々とした場所」というのは、そこは構内だった場所で、バスターミナルの脇に石碑があるそうです。気づきませんでした。

次回は石碑を確認するために、立ち寄る予定です。
この地図も欲しいです。
幾春別・奔別の炭鉱遺産マップができました

この間道新の記事で、北大大学院教授の西川克之さんが、北海道の観光資源に「北海道遺産」の活用を提案しているのを読みました。全く同感。観光資源は自然や食べ物だけではないのです。

北海道の人が、北海道は本州に比べて「歴史がない」と言っているのをたまに耳にしますが、確かに本州と同じような積み重ねはないものの、明治以降の開拓の歴史には非常に興味深いものがあります。

自分の中の、次のターゲットは鴻之舞です。

炭鉱住宅 現役です。

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