2011年9月30日金曜日

十勝 One day trip

帯広の友に会いに行くのを主目的に、日帰りドライブコースを考えました。

旅の目的は
  1. 美術館
  2. チーズ
  3. 温泉
  4. おまけ
いつもなら「庭見学」が一番上に入りますが、花のシーズンは終わりに近いので今回はパス。

1、2は具体的に行く場所を決めて、営業時間、料金など念入りに下調べ。
3は、いざとなれば帯広市内の銭湯はモール温泉なのでそこでいいやと、旦那にお任せ。

美術館

「神田日勝記念美術館」の名前を聞くたび、そして前を通るたび、いつか入ってみたいとずっと思っていました。 場所は鹿追町で、行きに寄りました。

北海道 鹿追町 神田日勝記念美術館

お知らせをきちんと読めば分かったのかもしれませんが、代表作は馬の博物館(横浜)で神田日勝展が開催されるため、貸し出し中でした。

その代わりと言ってはなんですが、 「馬と人とのかかわり~馬の博物館所蔵作品展」と「十勝の風景と静物~個人所蔵による神田日勝作品と素描」展が開かれていました。
馬をテーマにした展覧会は初めてで、素敵な工芸品、絵画を見ることができました。東山魁夷やシャガールの絵もありました。昔は今よりも、多くの人が馬と関わりのある生活をしていたということを実感できる展示物でした。

これはこれで、結構よかったです。
でも代表作を見に、もう一度行かなくては。

チーズ

十勝エリアには十箇所以上のチーズ工房があります。
いずれも帯広を中心にして片道1時間くらいのところに散らばっているので、近いようで遠いです。時間の関係で、行きにるということで、神田日勝記念美術館の最寄の、鹿追チーズ工房に行くことにしました。

共同学舎新得農場もコースとしては適していましたが、最近行ったばかりなので今回はお休み。

鹿追チーズ工房でチェダーチーズを買って、道の駅ポックルポークのソーセージを買って友の家へ行きました。

ポックルポークの製品を初めて食べました。やや結着性が低い感じがしましたが、結着剤を使っていないということなので、こんなものなのかなと思いつつ、リン酸塩使っていないソーセージでも、もっと結着性高いのもあるので、製品の特徴と理解しました。

温泉

旦那が「やっぱりかんの温泉に行こう」と言うので、帰り道、そちらの方に向かっていきました。

道中、「かんの温泉は休業中」「野営場は台風のため閉鎖」という案内板が出ていました。
鹿追のことを調べているとき、温泉も色々出てきました。閉鎖されている温泉があることは知っていましたが、それが「かんの温泉」で「旦那が行きたいと行っている温泉」であることに、そこで気がつきました。もっと早く気づけばよかった。
旦那情報によると、野営場近くに露天風呂もあるらしいので、とりあえず行ってみることに。

川に沿った、熊が出そうなさびしい感じの道をずっと進んでいくと、ありましたかんの温泉。敷地内の外から見た感じでも、かなり荒れている印象を受けました。

さらに進むとT字路があり、川を挟んで目の前に野営場らしきものが見えました。左は通行止なので右に行きました。
右の道、林道はどこまでも続いている感じですが、野営場からはどんどん離れるし、何もなさそうなので戻ることにしました。そこで、後ろから来ていた車に抜かされました。
戻り始めましたが、やっぱりもう一度進んでみようということで、再び林道を奥に進みました。
土砂が崩れた跡が残っているし、薄暗いしで段々心細くなってきたところ、さっきの車とは違う車が止まっていて、渓流釣りを楽しんでいる人がいました。いかにも熊が出そうな感じがするのですが。

その先も林道は続きますが、望み薄なので引き返して別の温泉に行くことにしました。

その間、抜かしていった車には会いませんでした。さらに先に行ったのか、それともやや獣道っぽい道を進んだのか分かりませんが、きっと事情通なのでしょう。

人任せにせず、きちんと下調べをすればよかったと反省。
後から調べると、T字路を左に行くと野営場で、その近くに露天風呂もあることが分かりました。

結局、屈足温泉に入ってから家に帰りました。大人470円。最近は500円切る温泉が少ないので嬉しい驚き。温泉や設備もまあまあよく、値段以上の価値があるように思いました。

おまけ

朝はもちろん、南富良野のベーグル屋さん、フォーチュン ベーグルズに寄りました。
その後、空想の森映画祭で知った「新内駅」に行きました。
今は9600形蒸気機関車(59672)、旧狩勝線ミュージアムと保存車両20系客車が展示されています。
丁度、旧狩勝線の写真を集めた「狩勝戦士展」が開かれていました。峠越えの様子、狩勝信号場の様子、迫力ある写真がいっぱいで興味深かったです。



入ったときのにおいが、昔よくかいだ特急のにおい。今でもちょっと換気の悪い新幹線で感じるにおいです。

あれ何のにおい何だろう。

どうやって寝台を出すのか、畳むのかあれこれ確認したり、古い時刻表や鉄道雑誌を見たりして1時間以上いました。

もう少し家から離れた場所への旅行だったら、もっとしっかり調べて行ったと思います。
「近い」という感覚があるのでやや下調べ不十分でしたが、結果的には楽しい旅行となりました。

旭川駅に何かいる

旭川駅に「何かいる」との情報を得たので、見てきました。

時間の都合上、西改札口方向しかチェックできませんでしたが、東改札口にはまた別のがいるようなので、駅全体では結構な数潜んでいるのかもしれません。




ペンギン(何ペンギンだったかな。)

レッサーパンダ

なぞの生き物。2階から見れば分かると思います。
脚立や梯子を使わないと届かないようなところにもあります。

こういう遊び心は好きですが、気になるのは「何のため」ということ。

いつからいるのか、いつまでいるのか、どこに何がいるのか、日ごとに移動したりするのか、色々興味はありますが、今のところ、全く情報を得られていません。
食べまるしぇの頃は、まだいなかったと思います。

この秋、11月23日の旭川駅グランドオープンに向けてのイベントの一環なのかなとも思うのですが、定かではありません。
ちょっと調べれば情報を得られるかと思っていましたが、その場で駅の人に聞いた方が早かったようです。

2011年9月19日月曜日

SHINTOKU空想の森映画祭1日目に行きました

16日の北海道新聞で、初めて「SHINTOKU空想の森映画祭」のことを知りました。
今年で16回目だそうです。

北海道に再び住み始めて6年目になりますが、全く知りませんでした。そんなに遠くない場所のことなのに。反省。
新得は狩勝峠の向こうにあり、こちらから行くと十勝の入り口、車で約1時間半です。
空想の森映画祭
「ドキュメンタリーを中心に紹介する・・・」ということで興味を持ち、17日から3日間の開催のうち、時間的に都合のつく初日17日だけ行ってみることにしました。

旦那はHPを見ていましたが、自分は全くの予備知識無しで行きました。
予備知識無しでどこかに行くのは大変珍しいことです。ただ単に前日余裕が無かっただけなのですが、結果的によかった気がします。

1日目の演目は
  • リアの島
  • 大間原発大間違い
  • さようならUR
  • カタロゥガン!ロラたちに正義を!
  • あがた森魚リリースツアー2011
でした。
このうち前から4つ目までを見たので、感想を簡単に。

リアの島
「ドキュメンタリーを見るのだ!」と思って行って見た最初の作品。
でもドキュメンタリーではありませんでした。
だから最初は気持ちの切り替えができなくて、馬の世話や関連作業をするリアの服装がきれいすぎて「つなぎ着なくて大丈夫?」と思ったり、身寄りのない2人の子どもを引き取って一緒に暮らそうとしたリアに対して、「学校はどうするの?」とか「無理でしょ?」と思ったりしていました。
タウシュベツや厚岸の風景が「海面上昇に見舞われる島の風景」として凝縮されているのを見たとき、見る観点が違うのだと納得できました。

大間原発大間違い
「空想の森」の田代陽子監督と、大間原発訴訟の会の野村さんのフリートーク。そして、大間原発の訴訟で使ったプレゼン資料と、意見陳述する人との事前の対話の映像が披露されました。
大間原発に関しては、用地賠償に応じていない地権者がいるということを北海道新聞の記事で知っていたくらい。
【プルサーマルの現場を歩く】上.大間原発と函館市民 高まる不安に応えぬ国-北海道新聞[現代かわら版]
印象に残っているのは、大間原発はフルMOXの原発で、所有する電源開発は原発を動かすのが初めてだということ。
何事も、やさしいことから初めて経験値を重ねて難しいことにチャレンジするものだと思うのですが、いきなりフルMOXとは、素人目にはかなりリスクが高いように感じました。
原発運転歴40年ほどの東電ですらあの状態なのだから(東電には、経験値以外に色々問題があるのでしょうが)。

さようならUR
現実に起こっている問題で、実際に困っている人たちがいる中でこんな表現をしていいのか分かりませんが、作品としてとても面白かった。立ち退きを要求する立場の人たち、立ち退き拒否して住み続ける住民の両方の立場、心の動きがよく捉えられていて伝わってくるものがありました。
そして、この問題の行方を注視しなくてはという気になりました。

耐震性不足で取り壊されることになったUR。「耐震性は表上の理由で、裏の理由があるのでは?」という問題と、「人の生活の基盤に関わることを、その人の意見を聞かないで決めていいのか」という2つの問題があるように思いました。

立ち退きを要求する立場の人も、自分も同じ方法でやられたらきっと嫌でしょう。
組織の一員だから、ああいうことするんだろうなあと思った。

URの理事長である小川忠男氏に突撃インタビューを試みた話の中で、「ノーパンしゃぶしゃぶ」という懐かしい言葉が出てきたのには笑いました。

カタロゥガン!ロラたちに正義を!
フィリピンの従軍慰安婦の話。
従軍慰安婦の話に関しては、無かったことにしたい人もいっぱいるでしょうが、あったのだと思う。

暴力行為を行ったのは個人、その人も日本に帰れば普通の父であり、兄であり、弟であり、息子であったのだろうと思うと、軍という組織の一員であったが故に暴力行為ができたのではと考えないと、なぜあのようなひどいことを何度も、色々なところで、複数の人たちが行ったのかを理解することが難しい。

ロラたちは「正義を!」と訴えている。
彼女たちの行動はもちろん自分たちのためでもあるけれど、きちんと謝罪して補償しないような世界はこの先不幸だから、だから闘っているような気がしました。

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「知らないことは罪であり、知ろうとしないことはもっと深い罪である」という誰かの言葉を思い出した1日でした。

1つ1つのテーマは重たいのですが、会場の雰囲気はいたって和やかで、椅子席の前に用意された座布団席では、ごろっと横になって見ている人も結構いました。

来年も行ってみたいと思います。

会場の新内ホール(にいない)ホールは、昭和49年に廃校となった旧新内小学校を改築したものです。概観はほぼ当時のままだと思います。

庭には大きな柏の木。

樹齢100年以上。

2011年9月15日木曜日

ヒマワリ

ヒマワリは丈夫な花です。

ウリハムシモドキにたかられても、茎が折れても、倒れても、成長し続けて花をさかせます。

維管束が見えていても大丈夫です。
今年も種を蒔いていませんが、敷地内にはヒマワリがたくさん咲きました。

このヒマワリ、2009年に購入した種が元です。
咲き終わったヒマワリを堆肥場に積んでおいたら種が落ち、堆肥経由であちこちに拡散。成長して花が咲いて、咲き終わったら堆肥場への繰り返しで今に至ります。

元々F1のせいか、色、形は様々になっています。

2009年

2010年
2011年




左側の木の箱は堆肥枠。
栄養たっぷりで育っているのせいか、草丈150センチくらい、
一番太い茎の直径が3センチくらいと他のどのヒマワリよりも大きい。
放射性物質除去技術としては、ほとんど効果がなかったことが報じられているヒマワリですが、人を元気にする、ひき付ける力はものすごいものがあると思います。

来年も咲きますように。

2011年9月5日月曜日

北海道条例第百八号 北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例

9/4日北海道新聞朝刊の「卓上四季」で、初めてその存在を知りました。
北海道には「北海道条例第百八号 北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」という条例があるそうです。

原子力を「過渡的なエネルギー」と位置づけて、「脱原発の視点に立って、限りある資源を可能な限り将来に引き継ぐとともに、北海道内で自立的に確保できる新しいエネルギーの利用を拡大する責務を有している」と書かれています。

「この条例は、平成十三年一月一日から施行する。 」とあるので、10年以上前になります。

「脱原発」は、最近になって議論の表舞台に出てきた印象がありましたが、北海道では10年も前に「やならくてはいけないこと」と決められていたのです。

長いので、全体の趣旨が分かりやすい部分を抜粋。
附則

産業革命以降、世界の経済発展をエネルギー面において支えてきた石炭や石油などの化石燃料は、今日、その近い将来における枯渇や使用に伴う地球環境への影響が懸念されており、その使用を抑制することが求められている。

一方、二十世紀の半ばに実用化された原子力は、発電時に温室効果ガスを排出しないことなどの優れた特性を有している反面、放射性廃棄物の処理及び処分の方法が確立されていないことなどの問題があることから、過渡的なエネルギーと位置づけられる。

私たちは、積雪寒冷な北海道においてエネルギーが社会経済の健全な発展と生活の安定のために不可欠な要素であることを深く認識し、脱原発の視点に立って、限りある資源を可能な限り将来に引き継ぐとともに、北海道内で自立的に確保できる新しいエネルギーの利用を拡大する責務を有している。

このため、私たちは、エネルギーの使用が人の様々な活動から生じていることを心に留め、社会経済活動や生活様式の在り方を見直し、エネルギーをむだなく大切に使用するとともに、北海道の自然や産業に根ざし、環境に優しい新しいエネルギーを育むことにより、人と自然が共生し、環境と調和した社会を築いていくことが必要である。

このような考え方に立って、エネルギーの使用の効率化と新しいエネルギーの開発や導入に積極的に取り組むことにより、エネルギーの需給の安定を図るとともに、持続的発展が可能な循環型の社会経済システムをつくり上げるため、道民の総意としてこの条例を制定する。
道の条例なので、道民が守らなくてはいけないことの1つですが、施行されたときに道民でなかったせいか、これまで全く知りませんでした。

この10年間、3月に震災があるまではメジャーな条例ではなかったかもしれませんが、これからは違ってくるのではと思います。

この条例があるから、北海道に引っ越してくるという人も出てくるのでは?
出てきてほしいなあ。
出てくるように、道民の一人としてがんばろう。