会社勤めをやめた後の時間軸

最近の関心ごとは、時間です。

会社勤めをしていた頃に比べると、自分の裁量で使える時間は圧倒的に増えました。

通勤時間と勤務時間に使っていた1日約12時間、自分の裁量時間になりました。
1日の半分と考えると結構なものです。

ただ、その時間をきちんと使うことができているかというと、満足感の面ではまだまだです。

毎日決まってやっていることは、中国語、ロシア語の勉強と就業のための準備(勉強、調べ物など)。
あとはその日によって異なりますが、ほとんどがパソコンを使うため、会社勤めをしていたときと同じくらいの時間、パソコンに向かっています。

何か違う。
もっと本を読んだり、縫い物などの手仕事をしたりしたかったはず。もっと色々な人に会って、話を聞きたかったはず。

パソコンに向かっていると、気がついたら当初の目的以外のことをしているという経験がある方は多いと思います。
有用な情報を集めたり、読んだりと、「自分にプラスになること」をしているつもりで、実は時間を吸い取られている(かつてのテレビのように)だけの可能性もなきにしもあらず。

もう一度時間の使い方を見直すために、昔親にテレビを見る時間を決められたように、パソコンを使う時間を決めることにします。

と、ここまできて、「時間をきちんと使わなくてはいけない」という概念も、もしかしたら疑うべきことなのかもしれないと思うようになりました。

そもそもは、「今日も一日いい日だったな」と実感できる毎日を過ごしたいという気持ちから、「時間をきちんと使っているという満足感があれば実感できるに違いない」と思ったのですが、この発想自体が、会社で仕事をしているときの延長のようにも思います。

ここら辺の感覚的なものをうまく消化できれば、「自由」になれる気もしてきました。

とりあえず、パソコンに向かう時間を短くして、日々の変化を見ることにします。